造園連「2027年国際園芸博覧会出展庭園デザインコンペ」の審査結果を発表

13作品から最優秀作品・優秀作品を決定

一般社団法人日本造園組合連合会(以下、造園連)は、11月26日、「2027年国際園芸博覧会出展庭園デザインコンペ」の審査結果を発表した。

造園連では2025年9月から10月にかけて、2027年横浜国際園芸博覧会に出展する庭園のデザインを募集していた。今回のコンペの個人またはグループによる応募作品は13作品にのぼった。

観賞する人々に楽しんでもらうことが重要

開催されたコンペで最優秀作品に選ばれたのは、藤井幸介氏(広島県・風林造園)によるタイトル『虹の架け橋』だ。

審査員からは通潤橋について「ダイナミックな景色が表現できている」「アーチのデザインがおもしろく、ここから様々な庭の構成を創造できる」などのコメントや「庭の構成要素が多いため東屋の有無への検討が必要」「会期中の改変に耐えられるデザインにしていくべきである」といったコメントも寄せられた。

また、優秀作品については池部龍氏(大分県・株式会社 池部造園)によるタイトル『庭を想ふ』などの3作品が選ばれた。

審査委員長を務めた鈴木誠氏(東京農業大学名誉教授・東京農業大学グリーンアカデミー校長)は「創りたい造園作品(テーマ・趣旨・空間表現・特長など)を説明するプレゼン修行が必要」であるとし、「観賞する人々に楽しんでもらうことをぜひ実現してもらいたい」と締めくくった。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

一般社団法人日本造園組合連合会 プレスリリース
https://www.jflc.or.jp/topix.php?itemid=4636&catid=130