造園業に関わる新資格制度が誕生
一般社団法人日本造園建設業協会(以下、日造協)は、7月3日、2023年度に創設された新資格制度「緑地樹木剪定士」のページを公開した。
都市公園等の緑地の樹木は老朽化や不適切な管理により、管理上の新たな課題が挙げられている。また近年においては公園や緑地の機能の保全・確保・向上が求められている。
一方、日造協ではすでに街路樹を管理する技術者の資格制度「街路樹剪定士」を運営しているが、公園管理者等からは対象を街路分野だけでなく公園・緑地空間の樹木まで拡大することを求められていた。
研修会の受講対象は「街路樹剪定士」
「緑地樹木剪定士」は街路樹を対象に剪定・管理を行っている「街路樹剪定士」をベースに創設された新資格制度だ。公園や緑地の管理者とその利用者の間で適切な植栽管理を提案し剪定を行い、利用者が快適に安全に利用できる造園空間を提供するプロフェッショナルをいう。
まず資格を取得するには日造協が実施する「緑地樹木剪定士研修会」にて学習しなければならない。その後、CBT方式の学科試験「認定試験」に合格し、登録認定手続きを踏むことで「緑地樹木剪定士」を取得できる。
なお、「緑地樹木剪定士研修会」「認定試験」は、それぞれ年2回(夏期と冬期)開催。今年度夏期分についての申し込みは7月28日まで受け付けている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
一般社団法人日本造園建設業協会 プレスリリース
https://www.jalc.or.jp/ryokuti/index.html