「第59回 東京都公園協会賞」の受賞作が決定

東京を緑の豊かな都市に

公益財団法人東京都公園協会は、「第59回 東京都公園協会賞」の受賞作11点を発表した。

東京都公園協会賞は「緑と水」の普及啓発等に参加・貢献した個人または団体が対象だ。「技術」「論文」「実施記録および報告」「ボランティア・社会貢献活動」の4部門に分けて作品を公募し1965年の制定以来毎年優れた作品を表彰している。

最優秀賞は六義園の魅力を研究した作品

「第59回東京都公園協会賞」では30点の応募があった。今回最優秀賞を獲得したのは【論文部門】で板村東磨氏(東京農業大学大学院 地域環境科学研究科 造園学専攻)による「六義園における池泉の水位変動とその景観」だ。

柳沢信鴻「宴遊日記」といった歴史資料から六義園の池泉の記録を詳細に分析し、水位変動による景観の変化がもたらす鑑賞点の相違など、庭園史研究上重要な知見を発見した作品であり、六義園の新たな魅力を加える可能性を感じるものとして非常に高い評価を受けた。

同協会では、緑と水の市民カレッジ事務局が発行する「都市公園 243号(7月号)」に受賞者紹介を、「都市公園244号(9月号)」以降に順次作品の詳細を掲載する。

また、2024年7月24日(水)から8月8日(木)まで上野グリーンサロン内「東京パークスギャラリー上野」にて受賞作品のパネル展示をする予定だ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

公益財団法人東京都公園協会 プレスリリース
https://www.tokyo-park.or.jp/