日本国内では希少な取り組み
大阪・梅田のファッションビル「HEP FIVE」は、11月15日、2021年のクリスマスで使用した生木のツリーを再利用して制作したクリスマスツリーを公開した。
新たな循環型クリスマスが誕生
2021年にHEP FIVE CHRISTMASで使用されたクリスマスツリーは北海道・とかち地方の“畑”で大切に育てられてきたプンゲンスという国内でも珍しい品種だ。
北海道から大阪まで運ばれ役目を終えたツリーは日本三大植木産地の1つとして知られる、兵庫県宝塚市で約150年続く植木生産「甚平植木(じんべいうえき)」の今里健吾氏のもとへ送られた。
剪定、散水量の調整、高温で発生する害虫駆除のための薬剤散布、関西で生育するための土壌改良を実施するなどの徹底的な管理により、2021年に7メートルだった樹齢50~70年ほどのツリーは約8メートルに成長。約3年間の短い養生期間の中でクリスマスツリーが元気に復活した事例は日本でもほとんどないといわれている。
とかち地方の生産者は、人々の営みのために生産された木を積極的に使用することで生産者支援につながると同時に、今回のケースでは木にとっても最高のステージが用意された事例であるとコメントを寄せた。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
阪急阪神ホールディングス株式会社 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002270.000005179.html
HEP FIVE ホームページ
https://www.hepfive.jp/
阪急阪神ホールディングス株式会社 ホームページ
https://www.hankyu-hanshin.co.jp/