Z世代とミレニアル世代「植物が好きになった」第一園芸、レポートを発表

円安、異常気象、生産減で品薄傾向

第一園芸株式会社は、12月18日、2024年の花き業界の変化をまとめたレポートを発表した。

2024年の切り花市場は2023年と比べて円安による輸入生花の減少、異常気象による不作、生産者減による出荷量の減少などの理由によって、平均価格は1ポイント、合計金額は3ポイント、数量は2ポイントそれぞれ減少した。

生花のくすみカラーとニュアンスカラー人気が定着

最近のウェディングではドレスの色に合わせて、くすみカラーやニュアンスカラーの生花人気が定着し、花の種類ではミディ胡蝶蘭が人気となっており供給が足りないほどとなっている。

観葉植物を含む鉢物については生産量が減少、少量多品種化が進んでおり、価格も高騰している。観葉市場については9年連続で平均価格が高騰している。

同社が8月に行った観葉植物に関する調査において「自宅にある全ての植物の数」を尋ねたところ、昨年と比べて全体でみると約2割増加した。

また、観葉植物を育てている人に育てる上で感じていることを尋ねた。「植物が好きになった」という回答において「よく当てはまる」「当てはまる」と答えた人の割合は、10代が81%、20代が86%、30代が79%と、昨年比で大きく増加し植物を育てることがZ世代とミレニアル世代のライフスタイルに溶け込んでいることがわかった。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

第一園芸株式会社 プレスリリース
https://www.daiichi-engei.jp/news/20241218-2/