ココカラ、インドでココナッツの品質管理等の実証をスタート

インドのココヤシ農家の生産性向上に貢献

施設園芸向け有機やしがら培土のグローバルベンチャーであるココカラ合同会社(以下、ココカラ)は、12月9日、独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)による「アジアDX等新規事業創造推進支援事業費補助金(日印経済産業協力事業)」の事業者として採択されたことを発表した。

今回進めるプロジェクトは「アグリテックを活用したココヤシ農家の生産性向上に係る実証事業」。インドのスタートアップ企業STORYTELLING LLPがプログラムの開発を行い、スマートフォンOSを開発する株式会社アメグミのインド現地法人がデジタル機器の提供として協業する。

スマホ用アプリでココヤシ農家を教育

ココカラは、ココピート生産工場と開発拠点を世界最大の産地である南インドに有している。

一方、現地のココヤシ農家には十分な知識や技術の育成が進んでいないため低所得層から抜け出せない、産業全体を見通せず必要な部分も焼却処理してしまうといった課題がある。

そこで今回20~30のココヤシ農家を対象として、農業ナレッジマネジメントプログラムを活用したココナッツの品質管理等の実証を行うこととなった。

具体的にはココヤシ農家へ実環境インタビューのほか、検証結果に基づいたデジタル機器の提供、および教育アプリ開発を2022年1月31日まで実施する予定だ。

ココカラはこの取り組みを通じ、インドの低所得者層が占めるココヤシ農家における労働の質の向上、所得の上昇、農作物の高付加価値化へ貢献していく考えである。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

ココカラ合同会社 プレスリリース
https://cococara.jp/news/pressrelease20211209/