「アオノリュウゼツラン」に開花の兆候
東京都中央区浜離宮庭園にある浜離宮恩賜庭園では、数十年に1度だけ咲く巨大植物「アオノリュウゼツラン」に開花の兆しがあるようだ。
浜離宮恩賜庭園の発表によると、アオノリュウゼツランの花の茎は、毎日10cm生長しており、6月13日現在で4m程に達したという。浜離宮恩賜庭園での開花は2012年の7月以来。実に10年ぶりの開花に注目を集めている。
特徴的な姿を持つ植物
アオノリュウゼツランは、キジカクシ科、中南米原産のリュウゼツランの一種で、日本では10~50年に1度咲くと言われる巨大な多肉植物だ。
アオノリュウゼツランの葉は、先端がとがっており、肉厚でトゲがあり、八重咲のように重なり合っている。葉の特徴的な姿と異なり、花は1度開花すると枯れてしまう。神秘的で儚い植物だ。
浜離宮恩賜庭園について
東京都中央区浜離宮庭園の営業時間は、午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)。入園料は一般300円、65歳以上150円(小学生以下および都内在住・在学の中学生は無料)。
江戸時代の代表的な大名庭園で、甲斐甲府藩の甲府浜屋敷、徳川将軍家の別邸にもなった。明治維新後には、皇室の離宮を経て東京都に下賜され、都立公園として有料開放されている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
公益財団法人東京都公園協会のプレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/313948