日本造園学会『ランドスケープ研究』86巻4号を刊行

在来の草本植物を用いた植栽の実施例を紹介

公益社団法人日本造園学会(以下、日本造園学会)は、「在来の草本植物を用いた植栽事業の現状と可能性」(Current status and potential of planting projects using native herbaceous plants)を特集に組んだ、日本造園学会誌『ランドスケープ研究』86巻4号を刊行した。

在来の草本植物利用の可能性とは

草本植物は私たちにとって身近な存在であり、これまで在来種・外来種の区別なく多様な空間において積極的に植栽されてきた。

一方近年では、生物多様性への関心の高まりなどを背景に地域に元来生育する在来植物の利用が求められつつある。しかし、在来種利用には利用範囲が限定される場面も少なくないため、利用される用途や目的に応じて適切に対応していかねばならないと考えられる。

今回の特集では、在来の草本植物利用の場面を想定した都市緑化・都市デザインにおける利用、生物多様性向上に向けた利用などを取り上げる。また、在来草本植物の利用が進む海外の事例を紹介するほか、日本で適用する際の課題について整理し在来の草本植物利用の可能性について考察する。

なお、執筆者の許諾が得られた記事については発刊から約3か月後、J-STAGEにて公開する予定だ。

(画像は日本造園学会のホームページより)

▼外部リンク

公益社団法人日本造園学会 プレスリリース
https://www.jila-zouen.org/publication/15379

公益社団法人日本造園学会 ホームページ
https://www.jila-zouen.org/