庭道楽、庭と庭師をメタバース化『NIWAVERSE』事業スタート

庭園文化を現代に合うようDX化

福岡市の造園会社である株式会社庭道楽(以下、庭道楽)は、4月より新規事業として日本の伝統と庭師の技術をVRやAR、メタバース空間を駆使しビッグデータ化する『NIWAVERSE(庭バース)』事業を開始するとともにWEBサイトを公開する。

日本の庭園において、古いものをただ守るだけでは文化がすたれてしまう恐れがある。一方、腕のいい職人は高齢化しており若年層は職人離れの傾向があることから、庭道楽では現代に合うようDX化を推し進めることにした。

「庭師」を職業の選択肢に

これまで職人社会とは「見て盗む」という慣習があった。しかし近年「マニュアル」へシフトチェンジしつつある。

『NIWAVERSE』事業では、この変化へ対応すべくデジタルを駆使して熟練の職人が遠方から若手に指導することで、品質のバラつきを抑制するだけでなく、様々な経験をしてきた職人が見守ることにより作業時の安全確保につなげる。

また、植物や庭をビッグデータ化することで成長具合を予測すると同時にARやVR、メタバースの世界の基盤となる植物を作製し、その設計段階において若手の室内での研修もできるようにする。

庭師が増えるということは、緑豊かな世の中になっているということ。庭道楽は10年後、職業の選択肢として「庭師」が入るよう将来の庭師を育てたい考えだ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社庭道楽 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000118635.html

株式会社庭道楽 ホームページ
https://niwadouraku.com/