天然の青竹で御簾垣を作成
島根県の松浦造園株式会社(以下、松浦造園)は、若年技能者人材育成支援等事業(ものづくりマイスター制度)の一環として、島根県立邇摩高等学校の生徒を対象に、ものづくり体験教室を行ったことを報告した。
今回は、松浦造園所属の3名の「ものづくりマイスター」が、天然の青竹を用いた御簾垣の作成作業を指導した。
当日は長時間の作業だったため、疲れた生徒もいたが、声を掛けると「すごく楽しい。」と言う生徒もおり、「マイスターの方々は大変な作業もたんたんとこなしておられてすごかったです。」「ものづくりの魅力を教えてもらいました。仕事の興味を持ちました。」等の感想もあった。
松浦造園では、日々の研鑽の中で培ってきた「職人の技術とものづくりの楽しさ」を若い世代に伝えられることを歓迎し、こうした機会を継続して持てるよう尽力していく意向を示している。
実践的な実技指導で技能の継承や後継者を育成
「ものづくりマイスター制度」とは、ものづくりに関して優れた技能、経験を有する方を「ものづくりマイスター」として認定・登録し、これら「ものづくりマイスター」が技能競技大会の競技課題などを活用し、中小企業や学校などで若年技能者への実践的な実技指導を行い、効果的な技能の継承や後継者の育成を行うものである。
ものづくりマイスターの認定条件は、機械加工、機械組み立て、建築大工、造園等の製造や建設に関わる技能112職種を対象とし、1級以上技能士や、技能五輪全国大会等成績優秀者などで、実務経験が15年以上あり、技能継承等の活動の意思・能力を有する者となっている。
島根県では、島根県職業能力開発協会と一般社団法人島根県造園協会が協力して事業を行っている。
(画像はプレスリリースより)
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