旭化成グループなど、世田谷区で「雨庭×都市緑化」実証実験スタート

都市型自然災害対応力の強化と都市緑化

旭化成ホームズ株式会社と一般財団法人世田谷トラストまちづくりは、同社の世田谷区内にある住宅展示場2か所を実証場所として「雨庭×都市緑化」型グリーンインフラの実証実験を、2025年10月よりスタートする。

雨庭仕様を普及し拡大展開

近年の気候変動等の影響により、浸水被害が発生している状況だ。これを受け世田谷区では、水害リスクの軽減に向けた取り組みとして雨庭などの雨水浸透施設の設置を推進中である。

今回の実証実験では軽量気泡コンクリート(以下、ALC)を原料とした環境配慮型の再生人工土壌「ボストンファームII」を用いて雨庭を施工し、雨庭としての保水性・浸透性などの評価に加え、植栽の生育確認を行う。

ALCは、軽量性・耐火性・耐水性・耐久性に優れた建材で同社の戸建て住宅や賃貸住宅に標準採用されている。「ボストンファームII」は、公益社団法人雨水貯留浸透技術協会から「雨水貯留浸透製品」に認定されており、屋上緑化土壌として新国立競技場等に納入済みだ。

実証実験は2026年9月までを予定している。両者はこの実験を通じて得られた知見を、持続可能な街づくりに活用していく考えだ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

旭化成ホームズ株式会社/一般財団法人世田谷トラストまちづくり プレスリリース
https://www.asahi-kasei.co.jp/

一般財団法人世田谷トラストまちづくり ホームページ
https://www.setagayatm.or.jp/

ボストンファーム URL
https://drph.co.jp/bostonfarm/