生物多様性の保全や自然資源の持続的な利用
西武造園株式会社(以下、西武造園)は、同社の滋賀営業所が「しが生物多様性取組認証」の最上級認定である3つ星を取得したことを発表した。
「しが生物多様性取組認証制度」とは、滋賀県が2018年度より実施している認証制度で、事業活動における生物多様性の保全や自然資源の持続的な利用に関する取り組みをチェックシートにより確認し、その項目数に応じて3段階で認証するもの。
滋賀営業所では、滋賀県内の都市公園の管理運営事業を始め、地元と連携した生物多様性の保全や自然資源の持続的な利活用に資する取り組みを実施してきており、今回こうした取り組みが評価された。
西武造園は、認証を受け、「人とみどりの環境創造サービス企業」として事業活動を通じて「持続可能な開発目標(SDGs)」に取り組んでいく。
湖岸緑地での生物多様性に関わる取り組み
西武造園が行っている取り組みには、まず「湖岸緑地」が挙げられる。「湖岸緑地」は、琵琶湖周辺の自然保全やレクリエーション利用増進を図るために整備された、湖東湖北地域29公園、南湖東岸地域26公園からなる都市公園。
西武造園は、公園の指定管理者として、公園の管理運営を通じて、琵琶湖を中心とするビオトープネットワークの拠点確保、地域と一体となった湖岸緑地の創出、湖国の風景づくりを目指した取り組みを続けている。
具体的には、中主吉川公園ボランティア「照輪野会」と協働で行った竹林整備、「淡海を守る釣り人の会」の環境保全活動(清掃活動等)への協力支援、「コハクチョウを愛する会」と連携し、琵琶湖周辺に飛来するコハクチョウの愛護支援活動と飛来地周辺の環境整備、協働イベントや清掃活動、守山市内の幼稚園と協働で琵琶湖の清掃活動や、琵琶湖の魚や環境に関する学習、学生ボランティアと協働で琵琶湖のオオバナミズキンバイの除去活動、地元の自然保護活動団体「ネイチャーズ新海浜」と協働で新海浜ハマゴウ・ハマエンドウ群落生育保護区の整備作業、等がある。
このほか、滋賀県立近江富士花緑公園においても森林環境学習「やまのこ」事業をはじめとする環境学習イベントなどを定期的に実施し、森林の保全に関する普及啓発・環境教育を実践するなど、西武造園が管理運営に携わる公園施設などでの取り組みを積極的に推進している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
西武造園株式会社 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000216.000034888.html