第1次検定と第2次検定となり、試験内容も変更
一般財団法人全国建設研修センターは、建設業法等の一部改正により、令和3年度からの施工管理技術検定技術の試験が変更されることを発表した。
まず、現行制度では学科試験・実地試験となっている試験の構成について、新制度では、第1次検定と第2次検定に分けて実施する。
試験内容については、現行制度では学科試験が知識問題、実地試験が能力問題で構成されていたが、新制度では、第1次検定は知識問題を中心に能力問題が追加され、第2次検定では、能力問題を中心に知識問題が追加される。
また、現行制度では、学科試験・実地試験の両方に合格した者に「施工管理技士」の資格が付与されたが、新制度では、第1次検定の合格者に対し「施工管理技士補」の資格が付与され、第2次検定合格者に対し「施工管理技士」の資格が付与される。
2級の第2次検定に合格した者は、1級の受検に必要な実務経験を満たす前でも、1級の第1次検定を受検することが可能となり、この場合、1級の第2次検定は、1級の受検に必要な実務経験を得てからの受検となる。
検定基準や方式の例も変更
施工管理技術検定には、1級土木施工管理、2級土木施工管理、1級管工事施工管理、2級管工事施工管理、1級電気通信工事施工管理、2級電気通信工事施工管理、1級造園施工管理、2級造園施工管理がある。それぞれの検定基準や方式の例については、一般財団法人全国建設研修センターのホームページに掲記されている。
また、令和3年度技術検定合格基準および技術検定試験の個人成績の通知については、国土交通省のホームページを参照のこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
一般財団法人全国建設研修センター
https://www.jctc.jp/kentei/info/kentei20210106_01.pdf