新松戸造園、女性活躍推進を評価する「えるぼし認定」の認定段階3を取得

女性が個性を活かし活躍できる造園業

千葉県の新松戸造園は、2020年10月1日付で「えるぼし認定(認定段階3)」を取得し、11月19日に厚生労働省千葉労働局において認定式が行われたことを報告した。

「えるぼし認定」とは、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(以下、女性活躍推進法)に基づき、一定基準を満たし、女性の活躍推進に関する状況などが優良な企業を認定する制度。今回、新松戸造園は、評価項目すべてで基準を満たし、認定段階3を取得した。

新松戸造園では、女性活躍推進法の施行前から女性の就業問題に着眼し、職場環境の改善や育成プログラムの見直し等に取り組んでいた。

厚生労働省からは、「現場で働く女性管理職の活躍をホームページ等から発信するなど、女性に敬遠されがちな業種というイメージの払拭に努め、人財確保もしやすくなっている」、「人財育成の一環として、未経験者のやる気を尊重しており、資格取得費用を会社で負担するほか、事業主自らが講師を引き受けるなど、知識・技術力等のスキルアップを後押ししている」、「組織や経営の意思決定に女性労働者をはじめ多様な視点が入ることのメリットを社内で共有することにより、社員全体の昇進意欲の促進と活性化等企業全体の意識改革につながっている」等が評価された。

新松戸造園では、今後も、造園業が女性という個性が活かせる職業であるということを広く発信していきたい意向を示している。

5つの評価項目すべてを満たす

「えるぼし認定」では、採用されてから仕事をしていく上で、女性が能力を発揮しやすい職場環境であるかという観点から、「採用」「継続就業」「労働時間等の働き方」「管理職比率」「多様なキャリアコース」という5つの評価項目が定められている。

具体的には、「採用」に関して、正社員に占める女性労働者の割合が産業ごとの平均値以上であることが要件となっており、建設業の平均値が14.1%であるところ、新松戸造園では26.9%であった。

「継続就業」では、「女性労働者の平均勤続勤務年数」÷「男性労働者の平均勤続勤務年数」が7割以上であるこという要件に対し、7割であった。

「労働時間等の働き方」に関しては、過去1年間の各月法定外労働時間数が45時間未満であることという要件も満たしている。

さらに、「管理職比率」では、管理職に占める女性労働者の割合が産業平均値以上であることが要件で、産業平均値 2.9%に対して、11.1%であった。

「多様なキャリアコース」に関しては、女性のキャリアアップの制度として、おおむね30歳以上の女性の正社員としての採用を行っている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

新松戸造園
http://shinmatsudo-zouen.com/jyoseikatsuyaku_eluboshi/

厚生労働省千葉労働局
https://jsite.mhlw.go.jp/