第一園芸、独自の緑化指数が三井デザインテックの新本社に採用

「植栽ボリューム指数」と「緑視率」を活用

第一園芸株式会社(以下、第一園芸)は、同社の環境緑化・空間装飾ブランド「OASEEDS」が独自に算出した「植栽ボリューム指数」と「緑視率」が、三井デザインテック株式会社(以下、三井デザインテック)の新本社「CROSSOVER Lab」に採用されたと発表した。

近年注目されている空間デザインの手法「バイオフィリックデザイン」は、「人は自然と触れ合うことで、健康や幸せを得られる」というバイオフィリアの考え方を空間デザインに採り入れたもの。今回、第一園芸ではバイオフィリックデザインをさらに推し進め、「オフィスの機能に応じた適切な緑のボリューム」と考慮して、独自に「植栽ボリューム指数」と「緑視率」を算出し、三井デザインテックの新本社のデザインを行った。

「植栽ボリューム指数」とは、空間に配置される植栽に対し、植栽のサイズごとに係数を割り当て、数値化したもの。植栽ボリューム指数を活用することで、オフィス機能に応じた適切な緑のボリュームを算出し、配置を検討することができる。

また「緑視率」とは、視界に入る緑の量を数値化したもの。実証実験を行い、指先脈波による計測で、「心の柔軟性」「ストレス度」「リラックス度」「心拍数」、「疲労度」を分析し、リラックスに最適な緑量を6~8%と算出している。

エリアに合わせた植栽ボリュームで意匠デザイン

三井デザインテックの新本社「CROSSOVER Lab」は、「Drive」「Co-creation」「Community」という3つのエリアと、その3エリアをシームレスにつなぐCROSSOVER ROADが設定されている。第一園芸は、エリアの機能に応じた植栽ボリュームを設定し、様々な植栽スタイルを組み合わせて意匠デザインを行った。

また、3階屋外テラス「SORANIWA(空庭)」には屋外菜園を設置し、第一園芸がシーズンごとにコースを企画し、植え付けや管理の講習会、必要な道具も用意してバックアップしている。SORANIWAの両サイドにはシンボルツリーを配し、ビル間の影部分のため日照不足に耐えうる植物としてオリーブとフェイジョアを植栽した。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

第一園芸株式会社 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000090.000028146.html