都市緑化機構×積水ハウス 企業緑地の生物多様性評価の視点を強化

都市緑地の生物多様性保全・回復を推進

公益財団法人都市緑化機構(以下、都市緑化機構)は、2022年12月1日より積水ハウス株式会社(以下、積水ハウス)の協力を得て「緑の認定」SEGES(社会・環境貢献緑地評価システム)における生物多様性評価を強化することになった。

SEGESは、社会・環境に貢献し良好に維持されている企業緑地とその取り組みを第三者評価により認定する制度。2022年10月現在、90の企業・団体、105か所の緑地が認定されている。

生物多様性保全への動きは世界的に加速

これまで民間企業による緑化推進活動は、都市における緑地の保全、ヒートアイランド現象の緩和やコミュニケーションの場の創出などとして評価されてきた一方で、企業緑地が果たしている役割や価値を十分に評価・可視化できない点が課題として挙げられていた。

今回の取り組みで積水ハウスは、日本古来の里山思想を取り入れた生物多様性保全推進活動「5本の樹」計画の知見ならびに、生物多様性保全効果の実効性を樹木本数・樹種・位置データとビッグデータを用いて定量評価する仕組み「ネイチャー・ポジティブ方法論」を都市緑化機構に提供する。

都市緑化機構は、生物多様性の定量評価が進むことで今後企業がより積極的に生物多様性保全・回復に向けた取り組みを推進できると期待を寄せている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

公益財団法人都市緑化機構/積水ハウス株式会社 プレスリリース
https://urbangreen.or.jp/