オンライン面接の時に必要なマナーとは?

身だしなみに加えて背景の映り込みも注意

オンライン面接が浸透してきていますが、マナーや準備について不安を感じる人は少なくないでしょう。

オンライン面接では、服装や髪型など対面面接と同様のマナーもありますが、オンライン面接ならではの注意点もあります。

理想的な背景
対面面接と異なり、オンライン面接で注意したい点の一つが背景。背景は、何も置いておらず、かつ汚れのない壁がベストです。もし、オンライン面接で壁を背景にするのが難しい場合、柄のない薄い色合いのカーテンを背景にするのが良いでしょう。

背景のNG例
面接官は志望者を見ていますが、現在の高性能のカメラでは背景もはっきりと映し出されるため、面接官の目に背景が入ることは避けられません。

本棚やオープンシェルフが背景の場合、散らかって見えてしまう恐れがあり、面接官にマイナス印象を与える可能性が考えられます。

壁やカーテンなどの背景を準備できない人は、できるだけ生活感や趣味などの形跡が残らないように整理してから面接に臨みましょう。

適当な部屋がない場合
自宅に綺麗な部屋がない人は、カラオケ店や個室のレンタルオフィスを利用する方法があります。

カラオケ店を利用する場合、面接中に誰かが間違ってドアを開けてしまったり、防音が甘く、隣の部屋の音が入ってしまったりするリスクも考慮しておく方が良いでしょう。

できるなら、レンタルオフィスや個室ワークスペースなどを利用すると安心して面接に臨めるはずです。

自宅の場合は音にも注意が必要

自宅は、オンライン面接に適した環境ではありますが、意外に生活音であふれています。

転職希望者は、音の対策も必要です。特に、同居する家族がいる人は、家族にも面接の時間を伝え、面接中は静かにしてもらえるよう協力を依頼しましょう。

インターホンの音量は小さく設定
オンライン面接中、誰かが自宅を訪ねてきて、インターホンを鳴らす可能性があります。

インターホンには種類がありますが、音が鳴らない設定にできるタイプなら、設定を切り替えましょう。音量をゼロにできないインターホンの場合、面接前に音量を小さく設定します。

家電や固定電話も鳴らないように設定
オンライン面接では、テレビや洗濯機などの家電の音も気になるものです。面接の間は、家電の使用を避けましょう。固定電話がある場合も、電話が鳴らないように設定できます。

また、テーブル上のスマホに関しては、マナーモードにしていても振動は意外に相手に聞こえるので、電源を切る方が確実です。

暑い時は窓は開けずにエアコンで
自宅の部屋が暑い時は、エアコンで温度調整をしましょう。窓を開けると、近所の人の話し声や車の走行音など外の音が面接官にも聞こえてしまいます。エアコンを使用することで、騒音の心配はありません。

オンライン面接用のリンクには何分前からアクセスできる?

オンライン面接の前には、企業がメールで面接用のリンクを転職希望者に知らせてくれます。

もし、オンライン面接を受ける予定のある人で、面接日の前日までに企業からオンライン面接用のリンクが送られていない場合、確実にメールが届いていないことを確認した上で、企業に連絡しましょう。

アクセスは早すぎてもぴったりでも良くない
オンライン面接用のリンクにアクセスするのは、開始時刻の約3分前を目安にしましょう。

対面面接の場合、遅刻はもちろん、会場への早すぎる到着はマナー違反です。オンライン面接も、対面面接と同様に、予定時刻ぴったりや早すぎる時間でのリンクへのアクセスは良くありません。

面接を受ける人は、オンライン面接の始まる約3分前にアクセスし、通信状況を確認したり、心の準備をしたりしましょう。

オンラインはカメラ目線を意識して相手の顔を見て話そう

オンライン面接と対面面接の違いは、目線にもあります。オンライン面接を受ける人は、カメラを見るか、画面越しの面接官の顔を見るか悩むかもしれません。

対面面接では、転職希望者は面接官の目を見て話すことが基本ですが、オンライン面接ではカメラ目線を意識しましょう。

オンライン面接での目線
オンライン面接では目線に注意するべきです。転職希望者は、面接官の表情を気にすることで、相手には伏し目がちに見えてしまいます。伏し目がちの志望者を見て、面接官が抱く印象は良くないでしょう。

また、目線の外しすぎもNGです。オンライン面接でカンペを使用する場合、不自然な目線の動きから、高確率で面接官に見抜かれます。カンペを使いたい人は、相手に気づかれないように工夫しましょう。

話す時はミュートの切り替えに気を付けよう
ミュートとは、自分側の音や声を相手に聞こえないようにする機能です。

自分が話す時は、ミュートを切り替える必要があります。せっかく自己アピールをしても、ミュートのままだったら、相手に伝わらず無駄になるでしょう。

実際、ミュートの切り替え忘れによる面接の失敗話は珍しくありません。特に、オンライン面接に慣れていない人は、ミュートをずっと解除しておいても良いでしょう。