エクステリアCADオペレーターという言葉を聞いたことがあっても、具体的にどんな仕事をしているのか、想像がつきにくいかもしれません。
そこでエクステリアCAD設計の仕事はどんなものなのか、どんな人が向いているのか、未経験でもできる仕事なのか、などについて紹介します。
エクステリアCADオペレーターとは？
エクステリアとは一般的に住宅やビルなど建物の外周り空間を意味します。
CADという図面作成ツールを使って建物の外周り空間をデザインするのが、エクステリアCADオペレーターの仕事です。
エクステリアCADオペレーターの仕事はCADを使って、平面図、立面図、断面図、3Dパース、数量表などさまざまな図面や資料を作成することです。
CADソフトはさまざまな種類があり、使用しているソフトは会社によって異なります。
Jw_cadやAuto CADといった汎用ソフトを利用している場合もありますが、多くは造園や外構の設計に特化したエクステリアCADを使用しているでしょう。
エクステリアCADは植物や塀、フェンスといったエクステリア部品のデータが収録されていたり、さまざまな地形やデザインに対応できるように曲線を表現しやすくなったりしているのが特徴です。
仕事はパソコンでの作業が中心ですが、ものづくりに携わるという面白さがあります。
自分自身が手がけた図面が実際の形になって美しい庭や公園が完成することは、とてもやりがいを感じられるでしょう。
向いている人
エクステリアCADオペレーターの仕事に向いている人の特徴はさまざまですが、その中でも重要なポイントを4つ紹介します。
集中力がある人
エクステリアCADオペレーターの仕事は、長時間パソコンに向かって作業することを求められます。
また作成した図面や資料はそのまま工事で使用されることもあるので、正確さも必要でしょう。
そのため的確な作業を長時間、集中してできる人がエクステリアCADオペレーターには向いています。
細かい作業が好きな人
CADオペレーターの仕事はさまざまな情報をCADソフトに入力していきます。
作成する図面や資料も細かな内容まで正確に記載されていなければなりません。
ミリ単位で誤差がないように作業するので、細かい作業が好きな人や、それが苦にならない人が向いています。
空間認識能力が高い人
「ものを展開したときのイメージ」や「ものを切り取ったときのイメージ」が難なくできる人はエクステリアCADオペレーターに向いています。
CADの操作では、平面図から立面図、パースに書き換えたり、逆に立面から平面に変換したりする作業を行います。
立体的に物事を捉える必要があるので、空間認識能力が高い人や、図形の認識が得意な人も向いているでしょう。
コミュニケーション能力がある人
エクステリアCADオペレーターの仕事はときに、顧客と直接打ち合わせをして要望を聞き出したり、営業担当者や現場担当者と打ち合わせをしたりしながら図面を作成することがあります。
CAD操作自体は1人で行っていても、1つの案件を完成するためにはさまざまな人と関わらなければなりません。
顧客の理想とするものを作り上げるためには、周りの人とのコミュニケーションが重要です。
営業担当者や顧客、設計担当などの要望をしっかりと理解し、それを図面に反映させることができるよう、コミュニケーション能力や情報収集能力があると良いでしょう。
未経験でもなれる？キャリアパスは？
エクステリアCADオペレーターは未経験でもチャレンジできる仕事です。
実際に未経験者でありながらエクステリア・外構の設計・施工店に就職してエクステリアCADオペレーターとして活躍している方や、子育てなどでブランクがあってもエクステリアCADの勉強をしてCADオペレーターとして働いている方もいらっしゃいます。
一方で経験者が優遇されているのも事実なので、未経験でエクステリアCADオペレーターの仕事に就きたい場合には、事前にCAD操作を学んでおくのがおすすめです。
多くのエクステリアCADメーカーでは、CAD操作を学べる研修制度を設けていたりスクールを開講したりしています。
E-ラーニングで学べるもの、オンラインで受講できるもの、CADメーカーの研修室で学べるものなど手法はさまざまです。
短期間で基本のCAD操作を学べる講座を開講している資格スクールもあります。
いろいろな方法があるので、自分にあった方法で学ぶと良いでしょう。
エクステリアCADオペレーターの仕事はCAD操作だけではなく、造園やエクステリアで扱うさまざまな材料に関する知識や建築に関する知識も必要です。
仕事を通じて造園のデザインを学ぶこともできます。
確かな知識と能力を身につけてエクステリアCADオペレーターとしてキャリアを積んでいけば、造園やエクステリアのデザイナーやプランナーとして活躍することもできるでしょう。
エクステリアCADオペレーターのおすすめ求人
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興味のある方はぜひチェックしてみてください。
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まとめ
エクステリアCADオペレーターの仕事はCADシステムを使ってさまざまな図面や資料を作成することです。
造園業の会社ではエクステリア専用CADを使用していることが多いでしょう。
集中力がある人、細かい作業が好きな人、空間認識能力が高い人、コミュニケーション能力がある人がエクステリアCADオペレーターに向いています。
未経験でもチャレンジすることができる職種ですが、オンラインや短期講座など気軽に学べるシステムが整っているので、事前に基本的な操作方法を身につけておくのがおすすめです。
