造園業に興味を持ったときに気になることの1つが、造園業で働く上でのメリット・デメリットではないでしょうか。
そこで本記事では造園業で働く際のメリット・デメリットをそれぞれ3つ紹介します。
造園業で働く際のデメリット
造園業で働く際のデメリットとして、労働環境が悪い企業もある、虫・花粉のトラブルに遭いやすい、炎天下や雨でも作業することがある、という3点があげられます。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
劣悪な労働環境の企業も存在する
造園業離職者が退職理由としてあげているのが、労働時間の長さや賃金の低さです。
造園業の仕事は外作業が中心のため天候の影響を受けやすく、これらをカバーして工期を間に合わせるために、長時間労働が行われていたり、休日出勤を余儀なくされたりする場合があります。
また造園業は職人の世界であるため、長く働いている人の中には気難しい人や、指導が厳しい人もいます。
働く企業によっては、労働時間の長さや賃金の低さ、人間関係などから「労働環境が悪い」と感じてしまう可能性がある点が、造園業で働くデメリットの1つです。
虫・花粉トラブル
植物を扱い、外で作業することが多い造園業では、毛虫や蜂などの虫、花粉の被害に遭いやすいでしょう。
これは庭木の剪定や草刈りを行う造園業では、気をつけていても毛虫に触れてしまったり、蜂を刺激してしまったりする機会が多いためです。
夏に草むらで作業すれば、蚊に刺されることもあるでしょう。
作業中は基本的に長袖・長ズボンを着用して、なるべく肌を露出しないようにしていますが、それでも完全に虫の被害を避けることはできません。
また虫そのものが苦手な人にとっては、さまざまな虫に遭遇する機会が多い点もデメリットと言えます。
なお外や植物の近くで作業するため、花粉の被害も避けられません。
虫や花粉のトラブルは、造園業ならではのデメリットと言えるでしょう。
炎天下や雨でも働く必要がある
造園業の仕事は外作業が中心のため、天候に左右されやすいのが特徴です。
大雨や台風などの悪天候の際には休みになる場合もありますが、工期を守るために雨の中で作業することもあるでしょう。また夏には炎天下で剪定や草刈りなどの作業を行います。
なお冬の閑散期でも土木工事を請け負ったり、寒冷地では雪かきを請け負ったりしているため、寒い中でも働かなければならない点もデメリットでしょう。
造園業で働くメリット
造園業の仕事は、さまざまなメリットも感じられる仕事です。
そこで本章では造園業で働く際のメリットを3つ紹介します。
成果物が目に見える
さまざまな作業工程を経て完成した庭や公園などの成果物が目に見える、という点は造園業で働く上でのメリットです。
今まで何もなかった空間に、新しいものが完成するという経験は、やはりやりがいを感じられることでしょう。
剪定や草刈りなどの仕事でも、美しく整えられた樹木や草を見たり、お客様から感謝の言葉をかけてもらったりすることで、仕上がりを実感できます。
実際に造園業へ転職した方の中にも「働いてよかった点」として、自分が手がけたものが完成したときに感じるやりがいや達成感をあげている方がいます。
大きな仕事ができる可能性がある
造園業の仕事というと、個人の庭を対象にしているイメージが強いですが、その範囲は広く、公園や公共施設、学校など、地域の人々が利用する空間も含まれています。
さまざまな場所で「みどり」を創り出し管理する造園業は、地域に貢献する仕事なのです。
造園業の仕事は、誰もが使いやすく快適に過ごせる環境を整備し、地域の人々にとって憩いの場を提供することにつながります。
SDGsに取り組んでいる他、企業の社会的責任（CSR）活動の一環として、緑化基金を設立している造園業の企業もあります。
「みどり」を通じて、地域を舞台にした大きな仕事を成し遂げられる可能性がある、という点も造園業で働くメリットでしょう。
独立が目指せる
造園業の仕事は一般的に、初期投資が少ない、在庫を抱える必要がない、リピート性がある、などの理由から、独立しやすいと言われています。
独立すれば自分のペースで働くことができる他、年収アップする可能性もあります。このように独立が目指せるという点も、造園業で働くメリットの1つです。
造園業で働くには？
造園業で働くために必要な資格や学歴はありません。
高校や大学、専門学校などで学んでから造園業に就く人もいますが、未経験からチャレンジする方もいます。
働きながら技術や知識を身につけていくことも可能です。
造園業で働くために何が必要なのか、不安に感じる場合は、求人情報を見て実際にどんなスキルが必要なのか確認するとよいでしょう。
「みどり求人ナビ」では、無料で就転職サービスを利用することができます。
質問に従って必要事項を記入し、登録すればぴったりの情報を提供してくれます。興味がある方はぜひ、下記サイトをチェックしてみてください。
まとめ
造園業の仕事は外作業が中心のため、虫・花粉の被害に遭いやすい、炎天下や雨でも働かなければいけない、というデメリットがあります。
労働時間が長い、賃金が低いなどの理由から、労働環境が悪いと感じてしまうこともあるでしょう。
ですが、自分で創り上げたものを目で見ることができる、地域に貢献するような大きな仕事ができる、というメリットもあります。
独立を目指すことができる点もメリットの1つでしょう。
造園業で働くために必要な資格や学歴はありません。未経験でもチャレンジできるので、興味がある方はぜひ「みどり求人ナビ」でどんな仕事ができるのか、求人情報を検索してみてください。
