独学でエクステリアプランナーの資格は取得できる?勉強方法などのポイントを解説

エクステリアプランナーを独学で取得したい

エクステリアプランナーは、造園業に関連する資格の一つとして有名です。民間資格であり、仕事をする上で必須の資格というわけではありません。

しかし、エクステリアの設計や工事に関する専門知識、技術を持っている証明になり、エクステリアプランナーを求める求人も多く見られることからも、多くの人がエクステリアプランナーの資格取得を目指しています。

関連業務に携わっている人は独学でも問題無し
既に造園業などに従事し、業務としてエクステリアのプランや設計を行っている人の場合、独学でも問題ありません。エクステリアプランナーは1級と2級がありますが、経験者であれば難易度が高くなる1級でも独学の勉強方法で取得できるでしょう。

エクステリアプランナーの勉強では、受験者から公式テキストの「エクステリアプランナー・ハンドブック」が支持されています。

また、試験主催者の公益社団法人日本エクステリア建設業協会も、試験はテキスト内容を問題根拠として出題すると言っているため、テキストの購入が望ましいでしょう。

未経験者や難しく感じる人は講座で勉強する方法もあり
未経験はもちろん、経験者であっても独学では難易度が高く感じる場合は講座を受講してみるのも一つの手です。

資格スクールなどではエクステリアプランナー資格の講座が用意されています。スクールにもよりますが、通学型の講座の他、通信講座もあるので、仕事をしながら勉強できます。

エクステリアプランナー2級の勉強方法

エクステリアプランナー2級は受験資格が設けられていないため、誰でも受験可能です。

エクステリアプランナー2級の目安となる勉強時間
2級では基本的な知識が問われるため、未経験者であっても勉強すれば合格は難しくない試験だと言えるでしょう。効率良く勉強を進められる場合、エクステリアプランナー2級においては勉強時間を30時間から40時間程確保できれば合格が期待できます。

勉強方法
エクステリアプランナー2級の勉強方法は、過去問を解くことが有効です。過去5年の学科試験問題や解答、解説、実地試験問題と模範作図例などをまとめた書籍が販売されています。

もちろん過去問を解く前に、ある程度基本的な知識を頭に入れておく必要があります。まずは、公式テキストのエクステリアプランナー・ハンドブックを読み込み、過去問に取り組んでみましょう。

わからない部分が無くなるまで、繰り返し過去問を解くことで、合格に近づけるでしょう。

エクステリアプランナー1級の勉強方法

エクステリアプランナー1級は受験資格が設けられており、試験内容も2級に比べて専門的になっています。

2級エクステリアプランナー資格を取得している人でも実務経験3年以上が求められ、2級エクステリアプランナー資格がない場合は、造園施工管理技士など規定されている資格を取得していなければなりません。

エクステリアプランナー1級の目安となる勉強時間
エクステリアプランナー1級は深い知識が求められますが、受験資格からもわかるように経験者しか受験できないため、大体のことは業務経験から理解できるはずです。

また、テキストを読むことで、わからない点の理解も早いでしょう。エクステリアプランナー1級では、わからない部分を中心に勉強を進めることで、100時間程度の勉強時間で合格できる可能性もあります。

勉強方法
エクステリアプランナー1級の勉強方法も、基本的には2級と同様に公式テキストや過去問を中心に進めます。特に、1級では実地試験で製図があるため、過去問を参考に書き方を学び、制限時間内にすべて終えられるように何回も練習しましょう。

エクステリアプランナー1級でも独学で合格している人がいますが、業務でエクステリア設計に関わっている人なら、業務が資格の勉強も兼ねているので有利でしょう。

業務でエクステリア設計に携わっていても過去問を難しいと感じる人、普段全然異なる業務に従事している人は、講座の受講を検討してみると良いかもしれません。

まとめ

エクステリアプランナー資格試験の難易度は高くない方だと言われています。特に、エクステリアプランナー2級では、年度によって多少変動しますが、毎年受験者の6割前後が合格しており、きちんと勉強すれば未経験者でも十分合格は可能でしょう。

エクステリアプランナー1級の合格率は、過去の結果を見ると30%から40%台で推移していることから、2級より難易度がかなり上がることがわかります。

しかし、1級の受験資格は、実務経験や造園施工管理技士などの指定された関連資格を有している人に限られており、実際に仕事としてエクステリア設計に関わっている人ならば試験は難しくはないはずです。

エクステリアプランナー資格は2級も1級も公式テキストや過去問を使って独学で合格は可能ですが、独学での勉強に自信がない人や独学では難しいと感じる人などは、講座を活用することで合格を目指せるでしょう。