履歴書の作成と渡し方
建設業をはじめ、多くの企業でオンライン面接が導入されています。オンライン面接は、対面面接と異なる点があるため、面接を予定している人は、オンライン面接ならではの注意点を知っておく必要があるでしょう。
履歴書の作成方法や渡し方も、オンライン面接と対面面接では異なります。
履歴書はデータ化やネット作成が必要
最近では、オンライン面接でなくても、企業が転職希望者に履歴書をデータで提出するよう求め、データで管理する場合が少なくありません。
特に、オンライン面接であれば、履歴書を郵送したり、手渡ししたりするのではなく、データ化やオンライン上での作成が必要となります。一般的に、企業から指定がない限り、履歴書はPDF形式で用意する場合が多いです。
履歴書のWEB作成方法
履歴書は、パソコンを用いてオンライン上で作成すると良いでしょう。いわゆるWEB履歴書とは、Web上で作成して、保存や表示がができる履歴書のことです。手書きの履歴書とは違い、間違えて記入した場合でも初めから書き直す必要がなく、手軽なのが特徴です。
そのうえ、WEB履歴書はパソコンだけでなく、スマートフォンでも作成することができます。WEB上で履歴書が入力できる無料サービスを利用すると簡単に作成できるでしょう。
また、PDFのようなデータ形式での履歴書の提出が求められる場合は、インターネットで履歴書のテンプレートを検索すれば、たくさんテンプレートが出てきます。ほとんどのサイトは無料で履歴書のテンプレートを提供しているので、利用者は自分に合う形式をダウンロードし、履歴書に記入します。
履歴書の提出はPDF形式でも、ダウンロードする際は、編集に専用ソフトを必要としないWordかExcel形式の履歴書を選びましょう。
履歴書のスキャン方法
手書きした履歴書をスキャンしてPDF形式にする方法もあります。履歴書を手書きすることで、文字の丁寧さや入社への熱意を採用担当者にアピールできるしょう。
自宅にプリンターがない人は、コンビニのプリンターを利用できます。手書きの履歴書は、スキャナーで読み取ることでPDF化が可能です。画質が荒くなるかもしれないので、手書きの際はできるだけ大きな文字で書くように心掛けましょう。
提出した履歴書などはパソコンに映し出してカンペに
オンライン面接は、対面面接と異なり、カンペを利用しやすい環境といえるでしょう。しかし、面接官は、相手の目線が不自然だったり、受け答えがぎこちなくなったりするので、高確率で転職希望者がカンペを見ていることに気づきます。
カンペは上手く利用しよう
オンライン面接のカンペの利用に関して、問題無いと考える企業もある一方、否定的な企業もあるのが実情です。
対面面接と同じように、カンペを利用せずにオンライン面接に臨むのが理想ですが、不安な人は、提出した履歴書をパソコンに映し出してカンペにすると良いでしょう。
カンペを机に置いた状態で読むと、どうしても伏し目がちになってしまい、面接官にマイナス印象を与える可能性があります。
聞きたいことも画面に表示させる
面接では、面接官が転職希望者に質問を求める逆質問もよく行われます。転職希望者は、面接官に聞きたいことを画面に表示させておくと、焦らずに受け答えができるはずです。
カンペの棒読みを防ぐため、転職希望者は聞きたい事項を文章にして表示させるのではなく、簡潔にまとめておくと良いでしょう。
紹介できるものがある場合、画面の共有をする
オンライン面接に使用するツールは、自分のパソコンに表示している画面を相手と共有できます。
紹介できるものがある転職希望者は、オンライン面接において、面接官と画面を共有することでより説明しやすくなるはずです。画面を共有する際、転職希望者は、面接官に画面共有を行いたい旨を一言申し出てから画面を切り替えましょう。
画面共有で自分の関わった工事を説明
造園業や建設業に携わった経験がある人の場合、自分の設計した庭園や関わった工事をオンラインツールの画面共有機能を利用して説明すると良いでしょう。
画面共有をすることで、視覚的にアピールできますし、口頭でも説明をしやすくなります。
ただ、説明の仕方は事前に練習が必要です。転職希望者は、納得のできる説明ができるまで、何度もリハーサルを重ねましょう。また、画面共有の方法についても、面接本番に戸惑わないために、面接前に動作確認は欠かせません。
まとめ
オンライン面接と対面面接では、マナーや準備に違いはあるものの、質問内容や面接官に見られている部分が大きく変わるわけではありません。
万全な体制で臨むためにも、オンライン面接に慣れていない人は、機器の使い方やカンペの準備など、事前準備に時間をかける方が良いでしょう。
また、対面面接とは異なり、オンライン面接では表情や声、気遣いにも注意が必要です。
オンライン面接は、画面越しになるため、声の聞こえ方や表情の見え方が対面とは異なる上、発した言葉が相手に伝わるまでのタイムラグも生じます。
面接中、転職希望者は明るい表情を意識し、面接官に声が聞こえるように大きめの声ではきはきと話すように心掛けましょう。
相手に伝わるまでのタイムラグを解消するため、面接官の反応を見ながら話を進められるような気遣いがあると尚良いです。
最近は、オンライン面接に関する情報や経験者も多くなっています。転職希望者は、情報を検索したり、経験者に話を聞いてみたりすることで面接対策がしやすくなるでしょう。