造園業で働くのやめとけって本当?ハードと言われる理由と造園業の魅力を解説

「造園業はハードだ」というイメージを持つ方も少なくはありませんが、大変な反面、それ以上に魅力もたくさんある仕事です。

造園業の仕事がきついと言われる理由と働く魅力を紹介します。

造園業の仕事がきついと言われる理由

造園業の仕事は屋外での作業が中心ですが、このことが主な原因で「きつい」と言われることがあります。

具体的に何が大変なのか見ていきましょう。

真夏や真冬は作業が過酷
造園業は真夏や真冬でも、屋外で作業を行います。

春から秋にかけて行う庭木の剪定や消毒などの手入れの仕事、庭づくりは、日差しを遮るものがないところで作業することが多く、真夏は特に炎天下での作業は避けられません。

また造園業では基本的に怪我を防止するために、夏でも長袖・長ズボンを着用し、時にはヘルメットを被って作業するため、熱がこもりやすいのも一因でしょう。

冬はあまり作業をしてないように思われがちですが、樹木が休眠期に入る冬季は、樹木の骨格をづくりる大がかりな剪定を行う時期です。地域によっては除雪作業を請け負っていることもあります。

暑い中、寒い中での作業は大変ですが、近年では送風機つきの空調服や機能性の高い作業服が販売されているので、昔よりは作業しやすくなっているでしょう。

月給制の場合雨でも作業がある
造園業の会社は、時給制や日給制を採用している会社と、月給制の会社があります。

一般的に時給制や日給制の場合、雨の日は休みになることが多いですが、月給制では休みになりません。

雨の日に屋外作業を行うかどうかは、その会社の方針やその日の作業内容によって異なります。

滑りやすいので高所の作業だけは中止、雨の日は屋根下でできるような軽作業を行う、コンクリートやモルタルを扱う仕事は休んで植栽、砂利敷き、掘削などは行うなど、対応はさまざまです。

また小雨であれば作業するといったように、雨の強さで決定する場合もあります。

もちろん安全に配慮した上で雨の日の作業を行いますが、やはり作業がしにくいのは事実でしょう。

体力勝負
石や樹木など重いものを運んだり、屋外で長時間作業をしたりする造園業の仕事では、やはり体力が必要です。

ただ最近では一般的に体力がないと言われる女性でも、周りの人と協力しながら作業することで体力面をカバーし、活躍されている方がたくさんいます。

また体力がなくても、重機を使う作業に支障はありません。

働いていく中で徐々に体力もついていくので、あまり心配しすぎずとも大丈夫でしょう。

蜂や虫に刺されるリスク
造園業の仕事は、剪定作業や除草作業中に、蜂や毛虫などの害虫に刺されてしまう危険性があります。

基本的に作業中は長袖、長ズボンを着用し、肌を露出しないようにしていますが、それでも防ぎきれません。

葉の裏や生け垣の中など、見えにくいところに虫がいると、気付かないうちに触ってしまったり、刺されてしまったりします。

造園業で働く魅力は?

造園業の仕事は大変な部分もありますが、その仕事の特性による魅力もたくさんあります。

造園業で働く魅力の中から「自然と触れ合える」「作ったものが形に残る」「独立後は自分のペースで働くことができる」の3つをご紹介します。

自然と触れ合える
庭木や芝の手入れをしたり、さまざまな草木、石、水などの材料を使って庭づくりをしたりする造園業は、自然と触れ合いながら働くことができます。

古くから庭づくりでは、自然を手本としてその地域の文化や気候を取り入れたデザインをしてきました。

そのため造園業の仕事は、その地域の自然や素材の特性をよく理解していなければなりません。造園業は常に自然と対話しながら働く仕事なのです。

また自然は季節の移り変わりに伴ってその姿を変えていきます。

仕事をしながら、植物の生長する姿を楽しんだり、四季の変化を感じたりすることができるのです。

自然の中に身を置いて働く気持ちよさは、オフィスワークではなかなか体感できない魅力でしょう。

作ったものが形に残る
造園業は自分で作った庭、公園、緑地などが長く残る仕事です。

同じ様に建物や空間を作り出す建設業と違い、造園業は生きている材料である植物を扱うという特徴があります。

植物は生長によってその姿を変え、より魅力的に変化していきます。造園業の工事は「完成がスタート」と言われるのはこれが理由なのです。

何年かたった後に、自分が担当した現場のより魅力的になった姿を見られるのは、造園業ならではの魅力でしょう。

「景観十年、風景百年、風土千年」と言う言葉があります。

これは「美しい空間」を10年保つことができれば「美しい景観」に、さらにそれが100年続けば「美しい風景」、それが1000年の時を経てその地域に根ざせば「風土」になる、と言う意味です。

自分がづくりったものが形に残り、空間から景観、風景、風土へと言葉を換えながら長く残り続けることは、ほかの職業ではなかなか経験できない魅力だと言えるでしょう。

独立後は自分のペースで働くことができる
造園業は初期投資が少ない、剪定などの手入れの仕事が中心なら粗利が高い、リピートが多いなどの理由から、独立しやすいと言われています。

独立して仕事をすれば、仕事のスケジュールを自分で決められるので、自分のペースで働くことができるでしょう。

のんびりとマイペースで働くか、バリバリ働いてしっかり稼ぐのか自分で選択できます。

自分が好きなように時間を使えるので、ストレスも少ないでしょう。

また独立すれば定年もないため、自分自身の体力や気力があれば、長く働けます。年をとっても仕事を生きがいにできるのは魅力的です。

まとめ

造園業は屋外での作業が中心で、真夏や真冬、悪天候でも作業をしたり、体力が必要だったりするといった理由から、大変だと言われていますが、その反面、自然と触れ合える、自分でづくりったものが形に残るなどの魅力がある仕事です。

独立すれば自分のペースで働けることも魅力です。

自然が好きな人、ものづくりに興味がある人、自分のペースで働きたい人におすすめな仕事だと言えるでしょう。