造園工事の休憩は1日3回?
仕事中の休憩は、昼食時にまとめて取ったり、小分けにして取ったりするなど、職場によって異なりますが、休憩時間は法で規定されています。
労働基準法第34条によると、使用者は労働時間の途中、労働時間が6時間を超える労働者には45分、8時間超の場合には少なくとも1時間の休憩時間を設けなければなりません。
法で規定された休憩時間を取れない会社は法律違反で、罰則を科される可能性もあります。
造園工事業の場合、休憩は1日3回が一般的です。造園工事の現場における休憩は、午前10時頃と午後3時頃に15分から30分程、昼休憩に1時間設けられている場合が多いです。
造園工事の現場で休憩が多い理由
工事現場では、危険な作業が行われることがあります。集中力の欠如は、事故を誘発する要因となり得るため、作業員が脳を休めたり、リフレッシュしたりできるように、造園工事の現場ではこまめに休憩時間を設けています。
また、屋外での作業は、暑さや寒さが厳しく、作業員は体力を消耗します。特に、熱中症は注意が必要で、休憩は熱中症対策を兼ねた体調管理のための時間といえます。
外仕事でお昼ご飯を持参する時の注意点とおすすめグッズは?
午前中に一生懸命仕事に励んだ作業員にとって、お待ちかねのランチタイム。外仕事の場合、お弁当を持参する際に、気温や食べやすさなども考慮すると良いでしょう。
春~秋
お弁当は、作ってから食べるまでの時間が空くため、菌が増えやすく、特に春から秋にかけては食中毒が発生する危険性があります。
お弁当を作る時点で、菌が増えにくいおかずを選んだり、詰めたご飯やおかずが冷めてから蓋をしたりするなど注意すべき点はありますが、持参する際には、菌を増やさないためにも、必ず保冷剤を入れるようにしましょう。
また、お弁当を食べたくても、夏は暑さで体力を消耗し、食欲が落ちているかもしれません。暑さの中でも食べやすく、持参しやすいお弁当に麺類はもってこいです。
麺専用のジャーが販売されていますので、それを使用すると準備も簡単です。また、夏はめんつゆを凍らせると保冷剤の代わりになるので便利です。
冬
寒い冬に屋外で食べるお弁当は、ご飯やおかずが冷たかったり、固くなったりしていて、本来の美味しさを感じられないでしょう。
外でも温かい状態を保てるジャーが便利です。保温ジャーにスープやご飯を入れて持参すると、電子レンジが無くても外で温かいお弁当を食べられます。様々なタイプの保温弁当箱が販売されているので、用途や容量などを見て選びましょう。
また、冬でも、夏と同様に食中毒は発生します。保温ジャーを使う際は、温度に気を付け、最低でも65度以上になったものをジャーに詰めましょう。
冬は、温度が低く、乾燥していても発生するノロウイルスにも注意が必要です。お弁当を作る際に手を洗ったり、お弁当箱や調理器具をしっかり消毒したりして、ノロウイルスを防ぎましょう。
お昼ご飯こそエネルギー効率を考えよう!
造園業は、体力勝負の仕事です。お昼は、1日の中でも最もエネルギーが消費されやすい時間帯なので、労働者は仕事に使うエネルギーをチャージできるようにお昼ご飯をしっかり食べましょう。
脳や身体を動かす原動力となる糖質は、エネルギー源として最も多く使われています。糖質は種類によってエネルギーに変わる時間が異なるので、エネルギー効率を考えた上で食べ物を摂取するのが望ましいでしょう。
おにぎりがエネルギーに変わる時間
おにぎりがエネルギーに変わるのは、食べてから2時間後くらいです。おにぎりは食べやすく、腹持ちが良いので、補食やお昼ご飯としてよく食べられています。おにぎりの具材によっては、タンパク質も一緒に摂取できるでしょう。
バナナがエネルギーに変わる時間
バナナに含まれる糖質は、消化、吸収が早く、30分前後でエネルギーに変わります。また、補給したエネルギーが長時間持続するので、エネルギー補給にバナナは効率的な食べ物です。
バナナは、手軽さでも小休憩の時に食べるのにはぴったりです。夏場はバナナを冷やして準備しておき、塩をかけて塩分も一緒に摂取することで熱中症予防にもなります。
まとめ
造園業の職人は、仕事で体力を使うため、お昼ご飯や小休憩の時に摂取する食べ物は、エネルギー効率や栄養バランスを考慮したものが理想的です。
また、ただ食べるだけでなく、最近は屋外でも美味しく食べられるためのグッズもたくさん出ているので、グッズを上手く活用することで食事時間がより楽しみになるでしょう。
さらに、食事や間食は、工夫を加えることで熱中症対策もできます。外仕事の人は、食事や間食でも熱中症対策を心掛けると良いでしょう。
ただ、季節を問わず、食中毒には注意が必要です。お弁当を持参する人は、お弁当を作る際に手をしっかり洗ったり、お弁当箱を消毒したりするなどして、食中毒の予防に努めましょう。