造園業界で転職活動をするとき、口コミサイトを参考にした方がいい?

自分に合った会社へ転職したい!

現在の仕事に不満を持っている場合や、不満はないけれど違う仕事がしたいと思っている時、どんな仕事があるのか、今よりも待遇が良くやりがいを感じられそうな仕事はあるのかと求人サイトを見ることもあるでしょう。

求人サイトを見ていると、希望の仕事を効率的に見つけるために、業種や給与、休日などで求人を絞り込み表示させることができることに気が付きます。

ただし、ある程度希望を入力して求人情報を絞り込んでみても、その会社が自分に合うのかを判断するのは難しいと感じませんか?

仕事内容や給与、休日が希望通りであっても「社風」「昇給ペース」「残業時間」「有休消化率」「離職率」など様々な要素が理由で転職先が自身に合わない可能性もあるのです。

そこで、求人サイトの他に転職活動中の人が参考にするのが、現役社員や過去働いたことがある人が会社を評価する「口コミサイト」です。

転職する際に多くの人が利用する口コミサイトとは

求職者が、志望先の企業で実際に働いた経験のある人、現役社員のリアルな声を聞けるのが口コミサイトです。

口コミサイトからは転職サイトに掲載されていない情報も多く得られるので、求職者が口コミサイトを利用する価値は大きいでしょう。

求人サイトとの大きな違いは、口コミのカテゴリに「評価」「ワークライフ」「社風」「女性の働きやすさ」「入社後のギャップ」「やりがい」「退職理由」などの項目があることです。これらは、求人情報へ具体的には出さないような内容であり、あっても「働くママも多いです」「風通しの良い会社です」などと漠然とした記載が目立ちます。

口コミは実際に働いた人の目線であることから、どういった理由でやりがいを感じたか等が記載されており、転職後がよりイメージやすくなります。

もちろん口コミサイトには造園会社の口コミもあります。求職者は、志望先の企業の口コミがあるかどうか探してみると良いでしょう。

口コミサイトでの確認事項は?

口コミサイトに掲載されているたくさんの情報の中でも、リアルな給与や賞与の額、昇給の有無などは気になりますよね。求人サイトには給与や年収は幅をもたせて記載されているほか、賞与あり、昇給ありなどと具体的に書かれていない場合も目立ちます。

一方、口コミサイトによっては、給与や賞与の金額、昇給額などまで公開されているものもあります。

求職者は、給与や賞与の金額と投稿者の在籍年数を参考にして、志望先の会社が自分の希望に合うかどうかを確認できるでしょう。

また、口コミサイトには資格や手当てに関する情報、社内での資格取得支援やキャリア開発教育の有無などについても記載されていることがあるので、求職者は転職後のキャリアを明確にイメージできます。

加えてワークライフバランスを重視したい人は、有給取得率や退職理由などに目を通しておくのもおすすめです。

口コミサイトを利用する際の注意点は?

口コミサイトは多くの情報を得られますが、すべてが信用に値する情報かと聞かれれば、答えはノーです。

口コミサイトを利用する求職者は、利用する際の注意点を頭に入れておき、本当に信用できる情報か否かを自分で判断しなければなりません。

口コミサイトを利用する際の注意点として、転職の口コミサイトは、サイトの構造上、良い口コミよりも悪い口コミも集まりやすくなっている実情を求職者は知っておくべきでしょう。

世の中には様々なジャンルの口コミサイトが存在しますが、転職の口コミサイトは飲食店の口コミと異なり、満足している社員はわざわざ転職者用の口コミを投稿することがあまりありません。どんな理由であれ転職を考えたり実際に退職したりした人の投稿が多く集まりやすいのです。

例えば、造園業の場合、体力的にきつい、作業が危険、給料が低いなどのネガティブな評判を耳にしたことのある人もいるかもしれませんが、口コミサイトにも噂と同じような口コミが掲載されている可能性があります。

しかし、口コミサイトの情報をすべて鵜吞みにし、自分に合わないと判断してしまうのは早計です。というのも、口コミサイトは投稿者の体験をもとにした主観が反映されているものだからです。

人によって会社との相性や感じ方などは異なるため、最終的には求職者自身が面接の際などに口コミが本当かどうかを見極めなければなりません。

また、求職者は、口コミを見て会社全体を判断するのではなく、部署や支店、上司などによって状況は異なる場合がある点も留意すべきです。

悪い口コミがあったとしても、自身の受け取り方や、部署や支店、上司などが異なれば状況は違うものになるでしょう。逆に、良い口コミを鵜呑みにしても、状況など様々な要因により自身には合わない可能性もあるのです。

求職者は、複数の口コミサイトを確認するようにし、企業についてできるだけ多くの情報を得るように努めましょう。

まとめ

求職者が転職活動をするとき、転職サイトや口コミサイトなど利用できる転職関連のサイトは多くあります。

どのサイトも多くの人が利用しており、運営元がしっかりしたサイトも多く、得られる情報は転職の役に立つでしょう。しかし、特に口コミサイトを閲覧する場合、求職者は掲載されている情報が信用できるか否かを判断する必要があります。

誰かにとって良い会社が求職者にとっても良い会社とは限りません。また、誰かにとって良くないと感じられた会社であっても、求職者にとっては良く感じられる場合もあります。

よって、口コミサイトの利用は、主観によって大きく変わらないであろう「給与」「評価制度」「休日」などを参考にしてみると大きなギャップを生む可能性が下がるでしょう。

転職を希望する人は、転職の口コミサイトをあくまで参考として利用しつつ、実際の会社との相性や待遇、仕事内容などの疑問点は、面接時に直接自分で確認し、入社前に不安を解決するようにしましょう。

求人サイトの中には、希望する転職者に対してサポートを行うものもあるため、転職希望先に不安がある場合や、希望する業界に詳しくない人は、そういったサポートを受けてみるのもおすすめです。