2級造園施工管理技士の試験対策は何をすればいい?スクール?参考書?過去問?

2級造園施工管理技士の難易度と合格率・仕事内容

造園業でキャリアアップを図りたい人なら、将来的に造園施工管理技士の資格を取得することになるでしょう。

造園施工管理技士は国家資格で、1級と2級があります。これから造園業に転職したい人や1級の受験資格のない人は、まず2級造園施工管理技士の試験に挑戦してみると良いでしょう。

2級造園施工管理技士の難易度と合格率
2級造園施工管理技士の試験は、1級と同様に第一次検定と第二次検定があります。

2級造園施工管理技士の第一次検定は、受験年度の末日の年齢が17歳以上なら誰でも受験できるという点で、受験資格においてはハードルが低いです。2級造園施工管理技士の第二次検定は、規定された実務経験の条件を満たさなければ受験できません。

令和3年度の2級造園施工管理技士の第一次検定は、合格率49.8%です。過去をさかのぼっても、学科試験の合格率は50%台を推移していることから、難易度はあまり高くない試験だといえます。

一方、2級造園施工管理技士第二次検定に関しては、令和元年度の合格率が42.6%で、過去も30%台から40%台で合格率が推移していることから、第一次検定よりも難易度は高いといえるでしょう。

引用元:国土交通省プレスリリース

2級造園施工管理技士の仕事内容や無資格から新たにできること
2021年度から、2級造園施工管理技士の第一次検定に合格すると、2級造園施工管理技士補の資格が与えられるようになりました。

ただ、2級造園施工管理技士補には、施工管理業務においてできる仕事はまだないといえます。2級造園施工管理技士の資格取得を目指す人は、2級造園施工管理技士補を更なるキャリアアップのモチベーションアップに役立て、2級造園施工管理技士の第二次検定に臨みましょう。

2級造園施工管理技士の資格を取得すると、工事現場ごとに配置が義務付けられている主任技術者になれます。

資格取得までにどんな勉強方法がある?

2級造園施工管理技士は、第一次検定と第二次検定に合格しなければなりません。

2級第一次検定の難易度は高くないとはいえ、現状では二人に一人の割合で不合格になっているため、合格を目指すなら勉強は必須です。資格取得を目指す人は、効率の良い勉強方法を選択しましょう。

独学(テキスト・過去問)
2級造園施工管理技士の試験は、独学で合格している人もたくさんいます。2級造園施工管理技士のテキストや過去問はたくさん出ているので、勉強に困ることはありません。

自分の気に入る書籍を準備し、まずはテキストに目を通して、基礎を理解しましょう。次に、過去問を解いてみて、試験の傾向や自分の苦手分野を把握します。過去問は、数年分やりましょう。

第二次検定になると、独学では難しく感じる部分が出てくるかもしれません。2級造園施工管理技士の第二次検定には、経験記述が出題されます。参考書などにある経験記述の回答例の暗記はNGです。

学習者は、自分の言葉で経験記述を書かなければならず、出来具合を自分で判断するのは難しいでしょう。会社の上司など、知識や経験のある第三者に協力をお願いしてみると良いかもしれません。

スクール(通い・通信)
勉強の習慣がなかったり、自分で計画的に勉強ができなかったりする人は、資格スクールを検討してみましょう。

資格スクールは、資格に合格するためのノウハウを持ち、試験関連の情報に精通しているので、効率的に勉強を進めたい学習者にとっては最適です。

最近は、通学コースだけでなく、通信コースも充実しており、居住地の近くにスクールがない人も気軽に講座を受講できるようになっています。

各方法のメリットデメリット

どの勉強方法にも、メリットとデメリットがあります。学習者は、自分の勉強方法を決める際、各方法のメリットとデメリットを考慮してみましょう。

独学のメリットとデメリット
独学は、テキストや過去問などの書籍代以外に費用はかかりません。また、独学者は、試験日から逆算して、1日の勉強時間や勉強を進めるペースなどを決め、自分のペースに合わせた計画を立てられます。

しかし、仕事と資格勉強の両立は大変です。意志の弱い学習者は、忙しさを理由にして勉強を避け、せっかく立てた計画が狂ってしまい、モチベーションダウンにつながる可能性があります。

また、自分の勉強方法に不安を覚えたりするかもしれません。特に、独学者は、空いた時間に自分から勉強をしようとする意志の強さ、絶対合格するという熱意が求められるでしょう。

スクールのメリットとデメリット
スクールのメリットは、独自のテキストや過去問集を準備してくれ、講義でわかりやすくポイントを解説してくれる点です。勉強の仕方を示してくれますし、スケジュールが組まれているため、学習者は勉強方法に戸惑うことはありません。

一方スクールは、独学よりも費用が多くかかることがデメリットです。

まずは独学をしてみても◎

2級造園施工管理技士の試験対策は、まず独学をしてみると良いでしょう。実際、2級造園施工管理技士の試験に関して、独学で十分という人も少なくありません。初めて試験を受ける予定の人も、まずは独学をしてみて、自分に独学は向いていないと判断した時、スクールを検討してみましょう。

独学の際に使う2級造園施工管理技士の過去問および解答は、当サイトにおいても無料ダウンロードができるので、ぜひ利用してみて下さい。

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